2017/04/29 13:09


僕は8年前から西伊豆の片隅で小さな眼鏡店を営んでいます。
父が昭和49年に創業した地元密着の昔ながらの眼鏡専門店
3年前からはオリジナルブランド「EYFe」を立ち上げ、
今では日本国内とアジアで展開するまでになりました。

それもこれも、インターネットがあってこそ。
ホームページはもちろん、
インスタやFBなどSNSを活用することで不特定多数の方々に情報を発信しています。
しかし、ツールは増えたものの、便利になるどころか、
〝眼鏡を伝える〟ことの難しさを日々感じています。
インターネットの発信に写真は欠かせません。

一瞬で心をつかむような、伝えたいことが瞬時にわかるキャッチーな画像を届けること。
そして、問題はその次の言葉のチョイス。
一般の方に届ける場合、出来るだけ教科書に載っているような専門用語は使いたくない。
どうしても眼鏡は医療分野の言葉が多く、
お客様に説明しても言葉だけでは伝わりにくいので図や写真を使い、
出来るだけ日常会話内の言葉で説明するようにしています。
でも文字情報にすると必ず文面に固さが出てしまい、
かしこまった難しい表現になってしまう。
聞き慣れない言葉の多い眼鏡だからこそ、
簡単にお客様に届けることができたらどんなに素晴らしいか...
そんなことを今日も模索しています。

しかし、意外とその答えは一枚の絵で納得出来てしまうような、
デザイン表現が解決してくれるのかもしれません。
僕が手がけるEYF eも去年からはメンテナンスを主軸に置き、
色や形を作るのではなく、
業界全体の仕組みを組み直すつもりで取り組んでいます。
難しい話を伝えることを目的にするのではなく、
届け方を変えることで今まで気付かなかった価値を見出していきたい。
そこに〝伝える〟糸口があるのかもしれません。


静岡発タブロイド誌『Baratee/メガネコラム』より

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